「昔の人は健康だった」は本当?──東洋医学が教える自然と調和する生き方
現代人は生活が乱れている、今の人は不摂生ばかりしている。
そんな言葉をよく耳にしますが──
「では、一体いつの時代の人の生活は正しかったのか?」
そう思ったことはありませんか?
ナゾを解く鍵は「素問(そもん)」にある
この問いに対するヒントは、
中国の古い医学書**「素問(そもん)」**に記されています。
素問は、頭脳明晰な中国の黄帝(こうてい)が抱いたこんな疑問から始まります。
「大昔の人々は百歳を超えても元気だったと言うが、
今どきの人は五十歳でよぼよぼしてしまう。
これは一体どういうことだろうか?」
この素問が書かれたのは、
なんと紀元前──今から2000年以上も前のこと。
ということは、
その頃からすでに「現代人は不摂生だ」と言われていた
ということになります!
昔から人は「無節制」だった?
さらに読み進めると、黄帝の師・岐伯(きはく)はこう答えます。
「今どきの者は、がぶがぶと酒を飲み、心身を過労させ、生活態度が全く無節制でありますので──」
なんと、不摂生どころか無節制とまで言われていたのです。
つまり、
人間の生活の乱れは、現代に始まったことではない
ということですね。
では、昔の元気な人たちはどんな暮らしをしていたのか?
それでは、百歳を超えても元気だった大昔の人たちは、
一体どんな生活をしていたのでしょうか?
それは──
「春夏秋冬の気候に調和し、食に節度をもって暮らしていた」
というものです。
東洋医学が大切にしている考え方
東洋医学では、
- 春には春の過ごし方
- 夏には夏の過ごし方
- 秋には秋の過ごし方
- 冬には冬の過ごし方
──それぞれの季節に合った暮らし方がある
と考えます。
そして、
自然界と調和し、季節ごとの気を取り入れた生活を送ることで、
心身ともに元気に長生きできると考えられています。
まとめ
現代も、2000年前も、
人間はつい不摂生な生活をしてしまうもの。
だからこそ──
自然と調和する生き方を意識することが、
今も昔も、健康で豊かに生きるための秘訣なのかもしれません。



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