本日は3月3日のひな祭り──そして「桃」の日でもあります
ひな祭りは「桃の節句」とも呼ばれ、桃と深い関わりがあります。
そこで今日は、東洋医学の視点から「桃」にまつわるお話を2つご紹介します。
最後には私のちょっとした思いも添えていますので、良かったら最後までお付き合いくださいね。
● 桃の種は、実は漢方薬に使われます
桃の種の中身は「桃仁(とうにん)」と呼ばれ、漢方薬に配合される生薬です。
※ちなみに「仁」とは「種の中身」を意味し、杏の種の中身は「杏仁(あんにん)」ですね。
そして桃仁には、血の巡りを良くする作用や、潤い不足による便秘の改善作用があります。
代表的な漢方薬には、
- 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
- 桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
などがあります。
● 桃はカラダを温める果物、食べ合わせにも注意
薬膳の考えでは、夏に採れる果物は基本的にカラダを冷やすとされます。
ところが──
夏が旬の桃は、珍しく「カラダを温める」作用を持っています。
また中国では「桃とスッポン」の食べ合わせは「胸が痛くなる」と言われ、避けられているそうです。
これは、日本で言う「スイカと天ぷらは一緒に食べない方がいい」とされるような食文化の一例ですね。
桃の節句に思うこと
季節の行事には、自然と共にある先人たちの知恵が詰まっています。
ただお祝いというだけでなく、「桃」の節句の桃にも意味がある。
そんなふうに思いながら、今年のひな祭りを楽しんでみるのも素敵ですね。


