漢方でよく使われる「陳皮(ちんぴ)」とは?
陳皮とは「みかんの皮を乾燥させたもの」です。
ただし、どんなミカンの皮でも良いわけではありません。
日本薬局方で「陳皮」と認められているのは、
●温州みかん
または
●マンダリンオレンジ
この2種類の皮を乾燥させたものだけです。
「陳」という漢字に込められた意味
中国のお酒に「陳年」という表記を見たことはありませんか?
「陳」には「古い」という意味があり、「陳年」は「古い年=熟成したお酒」という意味になります。
また、カラダの働きである「新陳代謝」にもこの「陳」の字が使われていますね。
つまり、新陳代謝とは「新しいもの(新)」と「古いもの(陳)」の代謝(入れ替わり)を指しています。
陳皮は「ただ古い」だけではない
「陳」には単なる「古い」だけでなく、「価値ある古いもの」というニュアンスも含まれています。
そのため、漢方では「陳皮」は古ければ古いほど生薬として良質とされているのです。
陳皮の名前には、そんな深い意味が込められているんですね。
陳皮を購入する時に注意したいこと
余談ですが、数年前に台湾の生薬市場で陳皮を買った際、白い粉を吹いていて驚いたことがあります。
「カビたのかな?」と思ったら、実は砂糖をまぶして干した陳皮の砂糖漬けでした。
日本で流通している「陳皮・オレンジピール」は基本的に皮だけを乾燥させたものですが、
海外では砂糖漬けの陳皮も多く売られているので、購入時は表記をよく確認してくださいね。



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