西洋の四元素と東洋の五行、何が違う?
よく比較される考え方に、西洋の四元素「火・地・風・水」と東洋の五行「木・火・土・金・水」があります。
西洋では「この世は火・地・風・水の四つの元素でできている」と考えられ、
東洋では「この世は木・火・土・金・水の五つの元素で成り立っている」とする五行説が広まりました。
ここで不思議なのが、
西洋には「風」があるのに、東洋には「風」がないこと。
なぜでしょうか?
「風」がないのは自然観の違いから
この違いは、西洋と東洋の自然観の違いに関係しています。
古代の中国──
まだ人々が自然と密接に暮らしていた時代、
最初に強く意識された自然現象は「風」でした。
心地よく吹く風、嵐を呼ぶ激しい風。
まるで意志を持つかのように大気を揺るがす存在に、古代人たちは大きなパワーを感じました。
東洋では「風」を「氣」ととらえた
古代人は、風そのものを「氣(き)」と結び付けて考えました。
目には見えないけれど、確かに存在する力──
元気の「氣」、気合の「氣」などに表現される、あの「氣」です。
そして彼らは、この「氣」が
木にも、火にも、土にも、金にも、水にも──
すべての中に流れていると考えたのです。
五行の中には常に「氣」が流れている
だから、東洋の五元素には「風(空気)」がないわけではありません。
「氣」として、五行すべての中に生き続けているのです。
● 木がスクスク育つのも「氣」
● 火が力強く燃えるのも「氣」
● 土・金・水が豊かに働くのも「氣」
五行は「氣」と共にずっと循環している、そんな世界観なのですね。



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