漢方薬の名前、実は意外とわかりやすい?
漢方薬と聞くと、「なんだか漢字だらけで難しそう…」と思われがちですが、実は案外わかりやすいネーミングのお薬もあります。
例えば、女性に不足しがちな血を補う代表薬の「四物湯(しもつとう)」は、名前の通り、四つの材料で構成されています。
また、急な筋肉のツリに良いとされる「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」は、「芍薬」と「甘草」の二種類で構成されています。
「四君子湯」は四つじゃない?
では次に、胃腸を元気にしてくれる「四君子湯(しくんしとう)」。
このお薬も四つの材料で構成されている…と思いきや、実は六種類の材料から構成されています。
そう、このお薬が今日の本題。
「四君子湯」は名前に「四」が入っているにも関わらず、六種類の材料で構成されています。
なんで?
中国と日本での違い
ちなみに本場・中国では「四君子湯」という名前の通り、
- 人参(にんじん)
- 炙甘草(しゃかんぞう)
- 白朮(びゃくじゅつ)
- 茯苓(ぶくりょう)
の四種類から構成されています。
しかし、日本では二種類増えて六種類になっています。
なので、「四物湯」と言いながら六種類入っているナゾは、どうやら日本でのみ入っている二種類にありそう。
追加された二つの材料とは?
そして、そのナゾを解き明かす二種類の材料とは、
- 生姜(しょうが)
- 大棗(なつめ)
実はですね、「生姜」と「大棗」の二種類は、中国では昔から日常的に食べられているので、「あえて構成内容に書く必要はないでしょう」ということで名前に表記されず省かれているそうです。
それが日本では表記されているので、「四君子湯」でも内容は六種類、ということになっているのです。
まとめ
漢方薬の名前には、意外とわかりやすいネーミングのものもあります。
しかし、同じ名前でも国によって構成が違うこともあるので、注意が必要ですね。
「四君子湯」のように、名前と中身が違うお薬もあるので、興味を持って調べてみると面白いかもしれません。



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